コーヒーの楽しみ方が分からないあなたへ贈る著書「珈琲の表現」

「コーヒーの楽しみ方がいまいち分からない・・」

 

コーヒー愛好家にとっては全く理解できない言葉かもしれない。しかしこういった悩みを持っている人は案外多い。

 

友人の15人にコーヒーの楽しみ方を知っているかどうか尋ねてみた。すると15人中11人は「いまいち分からない。」と答えたのだ。実に70%の割合である。そして同時に全員が「コーヒーをもっと楽しんでみたい」とも思っていることも分かった。

 

僕もバリスタになる前はコーヒーのコの字も分からない人間だったのでその気持ちはよく分かっているつもりだ。


「コーヒーの事をもっと知ってよりコーヒーを深く楽しんでみたい。でも何をすればよいのか分からない。」

 

そんな人にぜひ読んでもらいたいのがコーヒーの嗜み方を紹介した「珈琲の表現」という本である。コーヒーの楽しみ方がいまいち分からなかった人も、コーヒーのことが分かるようになり、この本を読み終わった後はコーヒーの魅力に取り憑かれコーヒーをもっともっと知りたくなってしまうに違いない。

 

そんな魅力的な著書「珈琲の表現」を今回は紹介したい。

 

「珈琲の表現」がおすすめな人

・コーヒーの楽しみ方が分からない人
・コーヒーの知識の幅を増やしたい人
・蕪木が好きな人

 

 


珈琲の表現

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著者は?

著者は独自の世界観で多くの珈琲好きや喫茶店好きを魅了する「蕪木」の店主、蕪木祐介氏。オープン当初の場所とは少し離れた場所に移転オープンした名店は今もなお、多くのファンの心を捉え続けている。実は僕も密かにこの店のファン。移転前の店舗も良かったが、今の店舗もまた違った味わいがあって良い。

 

移転前↓

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移転後↓

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新店 珈琲とチョコレート 蕪木 オリザと果香















コーヒーが今より好きになってしまう

美しい写真とともにコーヒーの嗜み方が淡々と綴ずられていく。押し付けるような表現は一つとして無い。読み手に寄り添いながら「誰のためでもない、あなたにとっての最高の一杯」に辿り着くための提案が優しい文章で語られる。エッセイとして、読み物としても楽しめる美しい作品。














 

この本を読むとコーヒーを淹れる時間は本当に贅沢なものだと再認識させられる。珈琲時間をあなただけの贅沢な時間にするためにはまず器具選びが重要だ。


決して最新の器具でなくてもよい。「あなたが本当に心から良いと思ったもの、手に馴染むもの、ストーリーを感じるものを選べば良い。」そんな風に後押しをしてくれる。

 

 











お気に入りの器具が手に入れば、次はシチュエーションや気分に合わせてコーヒー豆と抽出方法を選択する。そうすればあなたの感情に寄り添ったあなただけのコーヒーになる。



「淡味抽出」
「中庸抽出」
「濃厚抽出」
「デミタス抽出」



と名付けられた抽出方法。綺麗な日差しが差し込む朝、気持ちが沈んだ時、物思いにふけたい時など、どの抽出方法がいいか選ぶのもまた楽しい。

 

朝起き抜けの一杯にはすっきり淡味抽出が僕の個人的なお気に入りだ。















 

最後に

読了後は不思議な感覚にとらわれる。祖父母の代からずっと存在し、長年愛されてきた本を読んだような感覚。読んだら終わりではなく、ずっと手元に置いておき日が経ったらまたもう一度読みたい思わせる不思議な魅力がある。


また蕪木に行きたくなってしまった。