[ブックレビュー]奇跡の澤井珈琲

ブックレビュー 書評 奇跡の澤井珈琲

鳥取に6店舗、東京に2店舗構える創業37年の澤井珈琲は日本最大級のECサイト「楽天市場」で「楽天ショップオブザイヤー」を2006年から2016年の11年間、連続受賞するという快挙を成し遂げた楽天ECサイトの覇者になった。

焙煎したコーヒーをインターネットというチャネルで販売するというモデルは流通インフラが整った現在では当たり前のようになってきた。

焙煎されたばかりのコーヒーが早くて翌日には消費者の手元に届くというのは、店舗のみでしか販売できなかった昔の時代と比較すると大きく進化を遂げたと言える。

その”インターネットでコーヒーを販売する” というモデルを日本に浸透させた先駆者が澤井珈琲である。

澤井珈琲は昭和57年鳥取県米子市で産声を上げる。
「コーヒービジネスを一から始める」と一念発起した澤井珈琲創業者である澤井幹雄氏が夫婦二人三脚で始めた澤井珈琲。

焙煎したコーヒー豆を自分たちの足で卸先に配送するということからスタートし、現在の大成功を収めるまでの紆余曲折が描かれたストーリーが楽しめる著書「奇跡の澤井珈琲」は創業者の長男である澤井理憲(まさのり)氏によって書かれている。
口語を多く交えた文体がとても親しみやすくサクッと読める本に仕上がっている。

インターネットでコーヒー販売を成功させるための具体的な手法はそこまで掲載はされていないところが残念だ。
ただインターネットで焙煎したコーヒーをこれから販売しようと考えている方にとっては参考になる箇所もある。

価格も安くはないので、気になる方はAmazonのマーケットプレイスで安価で手に入れるか図書館で借りて読むことをお勧めする。