初心者からプロまで。バリスタ世界チャンピオン執筆「スペシャルティコーヒー大事典」

「これからコーヒーを知っていきたいけど何から勉強すれば良いのか分からない。」

「沢山のコーヒー関連の書籍が巷には溢れているけど正直どれがよいのか検討もつかない。」


そんな方にぜひ手に取って頂きたい本がある。それがNational Geographic(ナショナルジオグラフィック)から発行された「スペシャルティコーヒー大事典」である。


同じような悩みを抱えていた”コーヒーの仕事を始めたばかりの過去の自分”がもしこの本と出会っていたら、沢山の本を買い漁らなくて済んだのにな、と思えてくる。


僕もこの本を購入して現在読み途中なのだが、現在の知識を更にブラッシュアップしてくれる。初心者のみならず、プロとしてカウンターに立つバリスタや、ロースター、またコーヒー関連企業で勤務している人にとってもかなり役立つ一冊だと思っている。






 

初心者からプロまで楽しめる

この本は「コーヒーの事をもっと知りたい」というコーヒー初心者の方から「より知識を深めて仕事に活かしたい」というプロの方まで幅広い層におすすめできる。


その理由はドリップ・フレンチプレス・エアロプレス・エスプレッソ・マキネッタなど様々な抽出方法の説明、また抽出に適した水質、コーヒーのテイスティング方法、焙煎に関しても触れられており、更にコーヒーの精製方法や生産地情報はビジュアルと共にかなり詳しい情報が掲載され、スペシャルティコーヒーのAtoZを網羅的に学ぶことができるからだ。


体系的に内容が構成されているので、ネット上に断片的に転がっている情報をかき集めるより遥かに効率的に正しい知識を身につけることができるところがとても良い。

 

著者は?

著者は2007年ワールドバリスタチャンピオンのジェームスホフマン氏。そんな彼は歴代の世界チャンピオンからも意見を求められるほど一目置かれるスーパーな存在。


そんなジェームスホフマン氏はYoutubeでも役立つ情報を発信しており、現時点でのチャンネル登録者数は約62万人(2020年11月現在)。コーヒー情報を発信している他のYoutubeチャンネルと比較してもフォロワー数は圧倒的に多く、非常に人気がある。





 

原著は全文英語

元々は「The World Atlas Of Coffee」として全文英語で2018年に出版された。よりスペシャルティコーヒーに関する正しい情報が欲しいと、この英語版を購入はしてみたものの、辞書片手に分からない単語を1つ1つ調べて読み進めていくため、次第にそれが億劫になってしまい途中で読むのやめてしまっていた。


もちろん「英語ではこういう風に表現するんだなぁ」と勉強になることも多かったので英語版はおすすめしないとは言わないが、いかんせん英語で文章を読むのが苦手な日本人の僕は読了できなかった。






ついに登場完全日本語版

そして今年2020年の2月に待ちに待った完全日本語版が発売された。しかも生産地情報が刷新され、ハイチなどの新たな産地も追加されたセカンドエディションの日本語版。


また日本語版の監修は丸山珈琲創業者である丸山健太郎氏。ジェームス氏と丸山氏による豪華なタッグを目にするだけでも垂涎(すいぜん)もの。この本の登場が英語版を辞書片手に読んで苦労していた僕への大きな助け舟となってくれたことは言うまでもない。





日本語版がおすすめの人

大事典というだけあって4,600円(+税)と決して安くはない価格だが、コーヒーセミナーに一回参加したと思えばそのあまりの情報量の多さに逆にお得に感じてしまう。勉強用としてはもちろん、ビジュアルも豊富で読み物としても楽しめる一冊なので、コーヒー好きの知人にプレゼントするのも良いかもしれない。

 




英語版がおすすめの人

もし今後海外でバリスタやロースターとして働きたいという方は日本語版ではなく、海外版をおすすめしたい。「英語ではこんな表現をするのか!」と出てくる単語1つ1つが勉強になる。


日本語版と英語版両方を買う必要は無いと思うが、幸いにも僕は両方持っているので勉強のため日本語での表現と英語での表現を照らし合わせながら読んでいる。










最後に

自分で購入し、読んで本当に良いと思った本のみをこのブログでは紹介しており、この「スペシャルティコーヒー大事典」も例に漏れないクオリティでハイコストパフォーマンス。ぜひ多くのコーヒーラバーに読んで欲しいと願っている。あなたもこの本で魅惑的なスペシャルティコーヒーの扉を開いてみよう。