プロが教えるAeropress(エアロプレス)の使い方。誰でも簡単に素早くできる美味しいコーヒーの淹れ方を伝授(浅煎り〜中煎り編)

Aeropress エアロプレス 誰でも簡単に美味しいコーヒーを淹れる方法

あなたはハンドドリップでコーヒーを淹れた事があるだろうか。

ハンドドリップでコーヒーを抽出するのは確かに楽しい。

朝いつもより少し早く起きて、お湯を沸かし、コーヒー豆をその場で挽き、コーヒーの良い香りを嗅ぎながらコーヒーを淹れる時間は至福である。

しかしその反面とても難しい。

何回に分けてお湯をかけるのか、どのタイミングで2投目に入るのか、どのようにお湯をかけるのか、トータルでどのくらいの量のお湯をかけるのかなど気にしているうちに、注湯スピードや注湯量がブレてくるのである。

そのブレが致命的である。味にダイレクトに影響してしまう。

つまり初心者の場合、ドリップ式で毎回同じ味のコーヒーに仕上げるのは至難の技なのである。

そこで今回はレシピさえしっかり守れば安定して同じ味のコーヒーを誰でも簡単に美味しく淹れる事ができるエアロプレスを使ったコーヒー抽出方法をご紹介しよう。

エアロプレスにも様々な抽出のレシピがある

ドリップ式より非常に簡単で安定して同じ味のコーヒーを淹れられるエアロプレスだが、実はエアロプレスの世界大会が行われるほど人気があるコーヒー器具である。

以前、世界チャンピオンのレシピを再現してみたが、競技で勝つためのレシピなので非常に複雑な方法であったり、またある競技者は一杯のコーヒーに70gものコーヒー豆を使用したりと、究極の一杯を目指すならそれでも良いが、毎日自宅で淹れるには非現実的であるという事が分かった。

また更に、競技者はある指定された大会用のコーヒー豆を渡され、そのコーヒーが一番美味しくなるように様々なアプローチでコーヒーを淹れるため、どの種類のコーヒーを使用してもそのレシピが当てはまるということではないのだ。

そこで今回はどの種類のコーヒーを使用しても美味しいコーヒーが作れる、汎用性の高いエアロプレスのレシピを紹介したいと思う。

用意するもの

エアロプレス コーヒーメーカー
ミルクピッチャーなどの安定したサーバー
<今回使用している品>
ラトルウェア RWラテアートミルクピッチャー20oz (600cc)
ケトルと温度計
<今回使用している品>
竹井器物製作所 フィーノ コーヒードリップポット 1.2L
タニタ 温度計 料理 グリーン TT-533 GR スティック温度計

コーヒーミル
<今回使用している品>
Kalita ナイスカットミル (シルバー)
コーヒー用スケール
<今回使用している品>
HARIO (ハリオ) V60 ドリップ スケール VST-2000B
コーヒー豆20g
<今回使用している品>
エチオピア ナチュラルプロセス
スペシャルティグレード
焙煎5日後
Roasted by Glitch Coffee & Roasters

コーヒーの抽出に入る前に

下準備① ペーパーフィルターのセット

乾いたペーパーにお湯を掛けることにより、①ペーパー臭を取り除き、②コーヒー抽出時にお湯を吸ってしまわないようにするのを防ぐ。

下準備② エアロプレスの組み立て

下準備③ 湯を温める

93度まで温める

コーヒー抽出において湯温の測定は極めて重要だが、もし温度計がなければケトルの蓋を取り2分待てば最適な温度である93度になる。そのあとまた蓋を閉めれば問題はない。

実際に抽出してみよう

抽出レシピ

・コーヒー   20g 
・挽き目      細挽き 
・湯量     110g (93℃)
・差し湯    抽出されたコーヒーと同量 
・撹拌         5回
・抽出時間   30秒

Step1 コーヒーを挽く

使用するのはGlitch Coffee & Roastersのエチオピア ナチュラルプロセスのコーヒー。今回はナイスカットミル1番、「細挽き」にして使用する。

ナイスカットミルを持っていなくても、写真の粒度と同じくらいの挽き目であればどのミルでもOK。

Step2 挽いたコーヒー粉をチャンバーへ投入

付属のじょうごを使えばテーブルが汚れる心配がない。

コーヒー粉投入後はじょうごは必要ないので、外しておこう。

Step3 110gの湯を注ぐ

Aeropress エアロプレス 誰でも簡単に美味しいコーヒーを淹れる方法

ハリオドリップスケールで重さを見ながらお湯を110g注いでいく。
躊躇はいらない。勢いよく110g注ぐのがポイントだ。

Step4 パドルで5回攪拌

コーヒーと同量の湯を加える

1秒1回の速度でゆっくり5回まわすように撹拌を行うことで短時間の抽出でもしっかりと味を引き出すことができる。

Step5 プランジャーを30秒間かけて押す

スケールに乗せたまま押さないこと。スケールの故障の原因となる。

スケールのタイマーをオンにする。
30秒間かけてゆっくりと押し下げていくイメージだ。この時間を短くしてしまうとコーヒーの持つ甘さを引き出すことができないので早く押しすぎてしまわないように注意が必要。
プシューという音がストップの合図だ。

上から圧をかける際に少しばかり力が必要となるので、手の平の部分を使い、且つ両手で押すと安定する。

Step6 できたコーヒーに同量のお湯を加える

使用するコーヒーにもよるが、抽出量は上の写真のように約80g〜100gの間になる。その同量のお湯を注ぎ完成だ。

コーヒーと同量の湯を加える
ポイント

ポイント①お湯を注いだ後はスプーンでコーヒーを撹拌をしよう。これで味が均一になる。
ポイント②もしコーヒーが濃ければ少しだけ差し湯をしよう。

完成

コーヒーと同量の湯を加える

エアロプレスで抽出したコーヒーは少し濁っている。
これは上から空気圧を掛けることで、ペーパーフィルターが吸着しきれなかったコーヒーオイルが液体に溶け出している証拠である。

このコーヒーオイルがあることでペーパードリップ式では出せない、ジューシーで且つボディがあるコーヒーに仕上がる。

今回使用したエチオピア ナチュラルのコーヒーの持つフルーティさと甘さをしっかりと引き出し、且つクリーンな印象のコーヒーに仕上げることができた。

エアロプレスの洗浄方法

コーヒーと同量の湯を加える

片付け方法は非常に簡単だ。抽出後にキャップを取りプランジャーを押し切れば出がらしが「ポンッ」と取れる。ゴミ箱にそのまま向けて捨ててしまえば良いだろう。本体はささっと水洗いで十分。片付けが楽なのは毎日使う器具として最重要ポイントの一つになる。

最後に

コーヒーと同量の湯を加える

初めてであれば少し複雑に見えるかもしれないが、慣れてしまえば非常に簡単で美味しいコーヒーを淹れることができるエアロプレスを使った抽出方法を今回はご紹介した。

この方法でコーヒーを作れば甘く、そしてクリーンな印象のコーヒーを淹れることができる。

その理由はコーヒーの美味しい成分のみを抽出しているからだ。抽出の後半に出てくる渋さと苦さを短時間抽出によってカットし、またあえて濃く抽出することでお湯を加えるスペースを空けてあるイメージだ。

つまりお湯を加えても薄くはならず、お湯を加えることで初めて完成する方法なのである。

今回はドリップ式で淹れた時に近いコーヒーの淹れ方を紹介した。さらにエアロプレスの面白いところはエスプレッソのような濃いコーヒーを抽出することも可能であるという点だ。エアロプレスは一台で様々な味わいのコーヒーを作ることができる電気を使わない優れたコーヒー器具なのだ。

エスプレッソマシン一切不要!エアロプレスとスペシャルティコーヒーで作る。自宅で簡単超本格絶品アフォガードの作り方

2019.02.06

ぜひあなたも新鮮なコーヒー豆を購入して、エアロプレスを使った様々なコーヒー抽出を楽しんで頂けたら幸いである。

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