ここ数年で新規コーヒーショップが続々とオープンし、コーヒーショップ激戦区と化した、コーヒーギークにはたまらない福岡の天神・薬院エリア。
全国的に知名度が高い本格的コーヒーショップである、
Coffee County(コーヒーカウンティ)やRec Coffee(レックコーヒー)、
地元に根付いている超人気カフェ
Manu Coffee(マヌコーヒー)、
そしてどんどん人気を上げている、
Kamakiri Coffee(カマキリコーヒー)やConnect Coffee(コネクトコーヒー)
などコーヒーショップがひしめき合っているエリアである。そんなエリアで一際異彩を放っている場所がある。FILTER SUPPLYである。
和の温かみあるエントランス

薬院駅から約15分ほど南に歩いたところにあるFILTER SUPPLY(フィルターサプライ)。
ひっそりと佇み、気付かず通り過ぎてしまいそうになるその外観は、外部から隔絶しているようで優しく迎え入れてくれそうなオーラを放っている。
和のテイストがそのように感じさせるのか。しかしそうは言っても外からは中が全く見えない。不安と期待の両方が入り混じる。
そっと勇気を振り絞り開き戸を開けてみると・・
扉を開けたら広がる異空間・和空間

扉を開けた瞬間、外の光がバリスタの笑顔を照らした。
その瞬間私の不安は体から一気に逃げ出し、安堵に変わった。
勇気を出して一歩を踏み出した人間へのご褒美だ。
優しく迎え入れられてると分かった時初めてコーヒーの香りが店に漂い始めた。
超コーヒーフォーカスな店舗

AESOP(イソップ)を彷彿とさせる洗練されたおしゃれな瓶の中に100gの豆が詰められて、バックバーに陳列されている。その光景は圧巻だ。それはBeans Bar(ビーンズバー)とでも言おうか。
コーヒー豆の販売をメインに、ドリンク提供もしているがフィルターコーヒーのみで超コーヒーフォーカスな店。カフェとは一線を画す、コーヒーギークには堪らない店作りに脱帽だ。
コーヒーのセレクトショップ

コーヒーは東京、九州を中心に5つのロースターからセレクトしている。
浅煎り〜中煎りを得意としているロースターから仕入れたコーヒーは、フルーティな酸やフレーバーを存分に楽しむことができるスペシャルティコーヒー。
コーヒーのセレクトショップのようだ。

現在(2019年6月)セレクトされているロースターは以下の5つ。
東京
GLITCH COFFEE & ROASTERS
SINGLE O JAPAN
京都
WEEKENDERS COFFEE
福岡
COFFEE COUNTY
熊本
AND COFFEE ROASTERS


和の空間にマッチする機材たち

カウンターの向かいには焙煎機がある。
こちらで焙煎も行なっており、店舗隣のGood Up Coffeeで飲むことが可能だ。
和の空間にも馴染んでいる。

カウンターに鎮座するのはコーヒーグラインダー、マルケニッヒEK43。
スペシャルティコーヒーの良さを最大限に引き出すことができる高性能グラインダーだ。
空間に溶け込んでいて、主張しすぎない絶妙な存在感を放つ。
最後に

福岡、天神・薬院エリアに新しく誕生したFILTER SUPPLY(フィルターサプライ)はもうすでに地元の方の心を鷲掴みにしている。
Beans Barと先ほど名打ったが、それは自家焙煎したコーヒーを販売している豆売り専門店とはまた違うからだ。
自分なりの感性で様々なロースターからセレクトしたコーヒー豆を販売し、また独自の抽出アプローチで独自の味を表現するという、新しいポジションが今後確率されていくのではないか、
そんな期待感を抱かずにはいられないお店。
薬院エリアに新しく誕生した新進気鋭のこのショップから今後も目が離せない。
店舗情報
住所 | 福岡市中央区高砂1-15-17 |
営業時間 | 月・火・金 12:00〜20:00 土・日・祝 10:00〜18:00 |
定休日 | 水・木 |
焙煎機 | Fuji Royal |