いつもハイクオリティなコーヒーを販売しているRED POISON COFFEE ROASTERS(レッドポイズン コーヒーロースターズ)からまたコーヒーラバーの興味をそそるユニークな商品が発売された。
すぐに通販で注文。
注文ボタンをクリックしてからはポストを覗くのがとても楽しみになる。
ポストの前ですぐに封を開けてその場でコーヒーを抽出したい、と思うほどである。
コーヒー情報

<コーヒー情報>
商品名 | Indonesia Tim Tim Mandarin(インドネシア ティムティム マンデリン) |
生産国 | Indonesia(インドネシア) |
エリア | Aceh(アチェ州) |
標高 | 1,450〜1,550m |
品種 | Tim Tim(ティムティム) |
精製処理方法 | Sumatra(スマトラ式) |
マンデリンの浅煎りが珍しいわけ

マンデリンは基本的に深煎りで販売されているコーヒーショップが多く、マンデリンといえば苦味のあるコーヒーが主流である。
しかし今回はなんと、あまりお目にかかれない「浅煎り」をあのレッドポイズン コーヒーロースターズが販売するということで、ワクワクが止まらない。
なぜマンデリンの浅煎りが珍しいのか、その理由をオフィシャルウェブサイトから引用させて頂く。
一つには焙煎の難しさ。大粒で固く含水量の多いマンデリンの生豆を浅煎りにて適正にカロリーを供給しフレーバーを発達させるまでに至らせることが容易ではないこと。二つ目は現地農園で行われるスマトラ式という独特の精製プロセスによるもの。スマトラ式は生豆が痛みやすくそれが特に浅煎りでは味にも現れやすいということ。
高品質な素材(生豆)だけではなく、その生豆のポテンシャルを生かす焙煎技術が必要になるということだ。
この二つが揃って初めて、本当に美味しいマンデリンの浅煎りが誕生するのである。5等級の肉を一流シェフが適切に焼いて初めて最高のステーキになる、という感覚に近いのかもしれない。
マンデリンの浅煎りを淹れてみる

コーヒー器具にはいつも愛用しているハリオのコーヒースケールとコマンダンテ 、そしてクレバーコーヒードリッパー(台湾)を使用する。

グラインダーには入手が困難となっているドイツ製手挽きコーヒーミル「Comandante コマンダンテ 」を使用する。
粒度の揃い方は他の手挽きミルや電動ミルに比べて群を抜いているので、お気に入りだ。
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インドネシア マンデリン
「らしからぬ」、そして「らしい」

苦味が主体となる深煎りとは違い、インドネシアマンデリンの浅煎りはとてもフルーティ。
コーヒーカードに書いてあった通り、バレンシアオレンジのようなジューシーな酸味を感じる。
そして後味にはマンデリンらしい、男らしくダンディな印象が頭にイメージとして浮かんでくる。
マンデリン「らしからぬ」それでいて「らしい」。
なんとも奥深い一品だ。
コーヒーの温度が体温と同じくらいになった時にまた何気無く口にコーヒーを含む。
その瞬間、華やかさが口の中に広がる。
マンダリンオレンジのようなジューシーさの中に花のようなフローラルさ。
淹れたての熱い時とはまた違う顔を出す。
本当に奥深い一品だ。
店舗もとても素敵なので是非足を伸ばして頂きたい。
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