ずっと自宅用として愛用していたポーレックスからコマンダンテに乗り換えて約1年。実際に使い倒してみた感想は素直に「かなり良い。」その言葉以外出てこない。
■ 粒度の均一性
■ 微粉量の少なさ
■ ハンドルの回しやすさ
は文句の付けようが無い。ただ価格は高い。手挽きミルとは思えないほど高価格なのだ。たがしかし、「同じくらいの価格帯であれば電動ミルを買った方がいいのではないか」という考えは一度コマンダンテを使えばどこかに飛んでいってしまう。「ずっと使い続けたい。」コマンダンテはそんな一生モノのミルなのだ。
圧倒的な均一性と美しい挽き目

コマンダンテの粒度の均一性は業務用グラインダーEK43と比較されるほど。
極細挽き〜粗挽きまでの粒度を実際に挽きその粒度の均一性を確認したが、どの挽き目になっても粒度のブレが少ない。
一粒一粒の粉が均一である事が美味しいコーヒーを淹れる上での大切な一歩。なぜ粒度が均一であればあるほど美味しいコーヒーを淹れるのが簡単になるのかは以下のリンクで詳しく説明しているのでぜひ参照してほしい。
先日の出来事。 店舗で飲んで「美味しい!」と思ったコーヒーと同じコーヒー豆を購入し、家で淹れてみたが味が全く違うという経験をした。お店の人のアドバイス通り、同じ抽出方法、同じレシピで淹れても味が全く違う。 そこで、抽出テクニックに問題があっ[…]
微粉量の少なさ

微粉量の少なさは他の手挽きグラインダーと比べても明らか。微粉の少なさが雑味を抑え、圧倒的にクリーンなテイストを生む。
そのためフレンチプレスやクレバーコーヒードリッパーなどの浸漬式抽出法との相性は抜群。もちろんドリップコーヒーもかなり美味しく仕上がる。
コマンダンテとポーレックス、コマンダンテとZproで微粉量の比較をした以下の2つの記事を参照してほしい。いかにコマンダンテが微粉を抑える設計になっているのかが一目瞭然で分かる。
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業務用最強グラインダーと名高いEK43や手回しミルの名機として知られるザッセンハウスなどを生み出した「職人の国 ドイツ」が生んだ「Comandante C40 (コマンダンテ C40)」。 バリスタの世界チャンピオンを輩出した事を皮切りに近[…]
ハンドルの回しやすさはさすが

手挽きから電動に買い換える人の多くの理由はハンドルを回す際の疲労感。コマンダンテにはハンドル部分にベアリングが内蔵され、非常に回しやすく滑らかな挽き心地。全くと言っていいほど疲労感を感じさせない。
ゴリゴリ磨り潰すというよりも、どちらかといえばサクサクとカットしている感覚が味わえる。ハンドルを回し続けても疲労感がないのに加え、挽くスピードも他の手挽きミルに比べかなり速い。
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高級感漂うフォルム

自分が所有しているコマンダンテはウェンジ。繊細な木目が美しく、見とれてしまうほど。蜜蝋ワックスをきちんと塗ってお手入れしてあげればより綺麗な状態が長持ちする。
重さに関してはポーレックスや他の手挽きミルに比べやや重さを感じるが、それが逆に高級感を感じさせる。アウトドアなどの風が吹く場所での使用であれば少しくらい重い方が安心。
付属の遮光キャニスターがいい感じ


付属の遮光キャニスターの使い勝手が意外に良い。コーヒーは熱・水・光・空気に弱い性質がある。そのうちの一つ「光」をシャットアウトしてくれる優れもの。約40gのコーヒー豆が入り、アウトドアや外出先への持ち運びにも便利。
「もっと沢山のコーヒー豆を保存しておきたい」、「キャンプでコーヒーをたくさん飲みたい」という人には光と空気からコーヒー豆を守ってくれる真空キャニスター「Atmos(アトモス)」がおすすめ。
バリスタ世界チャンピオンが認めたFELLOW社のコーヒーキャニスター、 「Atmos(アトモス)」 Amazonの海外レビューの評価が良かったのでFELLOW公式HPから海外通販で購入してみた。正直使うまではそこまで期待していなかっ[…]
お手入れが簡単

グラインダーは内部の手入れをしていないと酸化したコーヒー豆が付着したままの状態が続き、出来上がりのコーヒーの味に悪い影響を与える。そのため毎日の簡易的なお手入れは必須。
内部の掃除は細めのブラシや化粧筆、もしくはブロアーなどを使って掃除をすればOK。コマンダンテは分解しても部品が少なく、日々のお手入れが簡単なのがとてもありがたい。
美味しいコーヒーは毎日の器具のお手入れで決まる。 特にコーヒー豆を挽くコーヒーミルのお手入れは他のどのコーヒー器具よりも大切。今回は微粉の発生が少なく、粒度の均一性の高さが魅力の手挽きコーヒーミル「コマンダンテ C40(Comandante[…]
最後に

1年使い倒してみてコマンダンテは本当に素晴らしい手挽きミルであるという事が身に染みて分かった。
業務用グラインダーで挽いた粒度と比べても遜色がないほどである。ただ人気がありすぎて生産がなかなか追いついていないのが現状。
もしコマンダンテをどこかで触る機会があったらぜひ、ハンドルの回しやすさと粒度の均一性をチェックしてみて欲しい。手挽きコーヒーミルの概念が180度変わるはずだ。