凄みを感じるドリッパー「Made in Tsubame ウェーブドリッパー」を使ってみた【レビュー】

前々からMade in Tsubameシリーズのカリタウェーブドリッパーは良さそうだなと漠然とは思ってはいたがなかなか購入までには至らなかった。


だが最近、知り合いのバリスタやコーヒーを趣味で楽しんでいるコーヒーラバーからすこぶる良い評判を聞くのでこの際に購入してみた。


使ってみた感想は何だか「凄み」を感じる。抽出の安定感もさることながら、デザインが秀逸。このKalita×Tsubameコラボシリーズの良さは職人による手仕事の温もりと技が肌で感じられるところ。


このドリッパーに関しては正直良い印象しかないのでぜひ今回紹介させてほしい。





Made in Tsubame ドリッパーの特徴

素材とサイズで選べる4種類

素材は(WDC)とステンレス(WDS)の2種類。サイズは1〜2人用(155)と2〜4人用(185)の2タイプの計4種類で展開されている。素材は好みで、サイズは用途で選ぶと良い。僕は形と素材に惚れて銅製タイプ1〜2人用のWDC-155を購入。













世界的に知られる金属加工の町「燕」

新潟県燕市は越後平野のほぼ中心部に位置する町。「金属加工の町」と知られ、Made in Tsubameのブランドは世界から高い評価を得ている。初期のipodの鏡面加工を担当をしていたのは実は燕の職人だったそう。あのAppleから加工依頼があるほど燕の金属加工の技術は世界的にも突出しているという事が証明されている。










Made in Tsubameの条件

今や世界的ブランドとなったMade in Tsubame。実は燕地域で作られている全ての製品がMade in Tsubameと名乗れるのではないという事実はあまり知られていない。Made in Tsubameを名乗るには以下の二つの条件が必要になる。




<Made in Tsubameの条件>

1. 燕市と隣接した市町村で成形・組み立て・表面加工が行われていること。
2. 製品外観面積の50%以上が燕市内でつくられていること。

引用元: Kalita Oficial HP

 









条件を満たした商品だけに押すことが許される「Made in Tsubame」の刻印(上の写真参照)。ロゴは固い感じではなく、シンプルかつキャッチーで頭に残りやすい。「誇り」「繊細な技術」「職人の人間くささ」「フットワークの軽さ」をイメージして作られたという。









美しく研磨されたボディの魅力

燕の熟練した研磨職人によって丹精に磨き上がれらた銅製のボディは圧巻。実際に手にした瞬間、その美しさに声が出なかったほどだ。本当にずっと見ていられるほど美しい。ここだけの話、ステンレスタイプも捨て難く迷いに迷った結果、銅製タイプをチョイスした。この洗練された輝きを見るとこの銅タイプを買って本当に良かったと心から思える。











どの角度から見てもその美しさには惚れ惚れしてしまう。遠い新潟の地で熟練の職人が丹精込めて磨いている姿が目に浮かぶ。












思わぬところにWAVEの刻印が。細かな部分からもこだわりを感じる。











ステンレスタイプの取っ手の色と違うのもまた魅力的。個人的にこのドリッパーの好きなパーツの一つ。製品情報に記載は無かったが、色味から判断しておそらく真鍮か真鍮メッキだろう。金メッキより落ち着いた発色具合がボディの銅色とマッチしていて渋い。










Kalita独自の三つ穴構造

カリタウェーブドリッパーの特徴でもあるフラットな底部と、小さく開けられた三つの穴。この小さな三つ穴のおかげで抽出が安定し、誰でも美味しくコーヒーが淹れられる。









ハリオV60(左)とカリタウェーブ(右)

ハリオV60に見られる底部の大きな一つ穴(写真左)。ハリオV60は湯を注ぐ速度や注ぐ位置など淹れ手が上手くコントロールしなければ美味しいコーヒーにならない。自由度は高いがテクニックが必要となるやや玄人向けの器具。


それに対して、カリタウェーブドリッパーは湯を注ぐ速度や位置に多少ブレがあったとしても、小さな三つの穴が勝手に湯と粉の接触時間をコントロールしてくれる。そのため誰でも安定した味わいのコーヒーを作る事ができる


コーヒーショップでは人による抽出のブレがご法度。誰が抽出しても同じような味を作らなければならないバリスタにもこのウェーブドリッパーは重宝されている。初心者からプロまで幅広く支持を受けている理由がこの底部の三つ穴にあるのだ。









実際にコーヒーを淹れてみよう

実際にコーヒーを淹れてみよう。カリタのドリッパーを使うならやっぱり他の器具もカリタの製品で揃えたい。メジャースプーンもKalita×Tsubameのコラボシリーズのもの。私のお気に入りの一つ。

 

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まずはペーパーフィルターをリンスする

まずはペーパーフィルターをリンス(湯通し)する。この作業は大切。リンスにはペーパーの紙臭さを取るのと同時にドリッパーや下のサーバーを温めるという目的がある。銅はステンレスの25倍熱伝導性が高いのですぐにドリッパーが温まるのもいいところ。

 












抽出開始

そこまで細かいことは気にせずいつも通りのやり方で問題ない。ポイントととしては、そのままお湯として抜けてしまうので外側に注がないこと。それさえ気をつければ大丈夫。フラットな底部と小さな三つ穴が、お湯とコーヒー粉を均一に且つしっかりと馴染ませてくれるので割と簡単に安定した美味しいコーヒーが淹れられる。










完成

Hario V60で淹れる時のようにそこまで神経を使わず、コーヒー豆とお湯の比率だけ決め、あとは比較的適当に淹れてみたものの、これが結構いい出来。「誰でも安定したコーヒーが淹れられるカリタウェーブドリッパー」の良さを改めて認識。











最後に

割と手軽に美味しいコーヒーが淹れられて、しかも高級感のある銅製のボディ。はっきり言うと買わない理由があまり見当たらない。今までこんな素晴らしい器具を持っていなかったのが不思議でもある。


美味しいコーヒーと共に、「良い器具でコーヒーを淹れた」という満足感が余韻として残る。ぜひ一度騙されたと思って使ってほしい。きっとさらに一歩上をいくコーヒーライフが待っているはず。