FELLOW「Prismo(プリズモ)」はやっぱり凄かった!エアロプレス専用アタッチメント購入レビュー

ずっと前々から気になっていたコーヒー器具があったのでFELLOW公式HPから海外通販で購入して実際に使ってみた。単刀直入に言うと中々すごい。

プロも惚れ込む高い機能性のみならず使っていて楽しくなるようなスタイリッシュなコーヒー器具を世に送り出し続けているアメリカ・FELLOW社。

このFELLOWが開発したエアロプレス用アタッチメント「Prismo(プリズモ)」の魅力を今回は余すことなく紹介したい。

 

 

 

 

FELLOW社とは?

Jake Miller氏(ジェイク・ミラー氏)によって創設され、2013年Kick StarterのプロジェクトからFELLOW(フェロー)は始まった。


2017年にはサンフランシスコの最先端・ミッション地区に「Playground」と名付けたフラッグシップショップをオープン。


そこでは商品を手に取って触る事ができたり、実際に商品を使ってコーヒーを淹れる事ができたりなど、FELLOWの商品をより身近に感じてもらえるような「ショールーム」として位置付けられている。


2018年4月にはFELLOWが発表したケトル「Stagg EKG」が国際的なプロダクトデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン賞」に受賞され、これを皮切りに更なる注目を浴び、人気は世界的に高まっていく。FELLOWは今、急速に成長しているコーヒープロダクトカンパニーなのだ。

 


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Prismo誕生秘話

エスプレッソマシンが置いてあるコーヒーショップに行かなければ飲む事ができないエスプレッソをいつでもどこでも楽しむ事ができるようしたいというFELLOWチームの強い想いからPrismoの開発は始まった。


数えきれない試作を重ねた結果誕生したPrismoはエアロプレスに装着するだけでエスプレッソのような「フルボディで濃厚なコーヒー」を抽出する事ができる器具として世界的に人気が高まっている。










Prismoができること

エスプレッソマシンなしでエスプレッソ風のコーヒーを抽出できる器具といえば「エアロプレス(Aeropress)」と言い切ってしまっても問題ないだろう。


そのエアロプレスにPrismoを装着すれば、さらにもっと濃厚でエスプレッソに近いコーヒーを抽出できる。


高額なエスプレッソマシン無しで自宅でも外出先でもエスプレッソのような濃厚なコーヒーを作れるように開発されたのがこのPrismoだが、もちろん本物のエスプレッソのように6〜9気圧の強い圧力が掛かるわけではないので正確には「エスプレッソ」と呼ぶ事はできない。


仮にエアロプレスで9気圧の圧力を掛けるには上から900kg以上の力で押す必要がある。そのためPrismoで抽出されたコーヒーは「エスプレッソ」と正式に名乗る事はできないが、それでも十分に濃厚で甘くボディのある「限りなくエスプレッソに近いコーヒー」を機械動力無しで抽出する事ができる。











Prismo 3つの特徴

特徴1 圧力作動バルブ

内側
外側

エスプレッソのような濃厚なコーヒーを抽出できる秘密はこの細口の抽出口にある。プレスをした瞬間、掛けられた圧力が一気に解放されコーヒーの成分をギュッと絞り出してくれる。


またオレンジ色の圧力作動バルブはデルターコーヒープレスのジェットシールと同じ構造になっており、プレスをしない限り液体はバルブを通過しないような構造になっている。(以下関連記事参照)


つまり、従来のエアロプレスのスタンダード式と違い、お湯を注いでも下からポタポタと液体が落ちる事がないので、しっかりとコーヒー粉とお湯を浸漬させ、成分溶解を促す時間を確保する事ができる。


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特徴2 特製ステンレスフィルター

「FELLOW」の文字が刻み込まれた特製のステンレスフィルターは目の細かい150ミクロン。余分な微粉をある程度除去してくれる。また洗って何度でも使用できるためペーパーフィルターのコストを削減できるのもGood。













特徴3 デミタスカップにピッタリの直径

Prismoはデミタスカップなどに直接コーヒーを落とせるサイズになっている。写真はHARIO社のエスプレッソ専用のショットグラス。直径がピッタリなので僕はこちらを愛用している。

 











抽出してみよう

レシピ

コーヒー豆 20g
湯量 55ml
湯温 100℃
攪拌回数 10回
浸漬時間 1分











コーヒー豆を20g用意

コーヒー豆は20g。今回はチョコレートやナッツのような風味があるブラジルの中煎りを使用する。











挽き目は細挽きで。コマンダンテであれば14クリック辺りを推奨。

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Prismoをセット

純正のキャップを外し、Prismoをエアロプレスに装着する。途中で外れてしまわないように、しっかりとはまっている事を確認しよう。












コーヒー豆を投入

細挽きに挽いたコーヒー豆20gを投入する。












お湯を注ぐ

沸騰した100℃のお湯55ml注ぐ。100℃は高すぎると思うかもしれないが、湯量が少ないため粉と接触した瞬間急激に温度が下がる。そのため公式が推奨している100℃がオススメ。


写真上のように直接スケールの上でお湯を計量できる。従来のようにお湯を注いだ後、焦ってプレスをする必要がないのでゆったりと作業できる。











10回攪拌

エアロプレスに付属しているパドル、またはカッピングスプーンなどで10回攪拌。細挽きはダマになりやすいの混ぜながらダマを潰していくのがポイント。攪拌終了後は1分そのままで待機











プレス開始

プレス開始。強い圧力を掛けられるように抽出口が狭くなっており、従来のエアロプレスよりやや力が必要になる。


そのためプレス中に下のカップが滑って転倒してしまうリスクもあるため、片手でプレスをしながら、もう片方の手はカップを押さえてあげると安心。











最後まで押し切る

最後まで押し切って抽出終了。











最後まで押し切ることによりクレマが発生する。今回は中煎りのコーヒーを使用したが、深煎りのコーヒーで抽出すればもっと持続性のある厚いクレマができる。しっかりボディがあってマウスフィールも良い。











好きな飲み方で楽しもう

もちろんそのままエスプレッソとして飲んでも良いし、冷たい牛乳と混ぜればアイスラテに。Prismoで作ったアイスラテを一口飲んだ瞬間、「え、もうエスプレッソマシン必要ないのでは?」と思ってしまったほど衝撃の美味しさだった。それくらい本物に近いアイスラテに仕上げる事が可能。












ホットのカフェラテはフレンチプレスを使えば簡単に作成可能。作り方は以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてほしい。Prismoとフレンチプレスで作るカフェラテはかなり本格的

 

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お湯で割ってホットアメリカーノとしても楽しめる。濃厚なコーヒーをお湯で割っているので甘さとフレーバーがすごくて美味











抽出後の掃除

基本的にエアロプレスの時と同じ。Prismoを外し、ゴミ箱に向かってプレスしてコーヒーケーキ(コーヒーカスの塊)を捨てるだけ。











通常のエアロプレスでの抽出に比べて圧がしっかりとかかるため、コーヒーケーキの密度がしっかりしておりパンパンに粉が詰まっている状態。まるで本物のエスプレッソマシンで抽出したかのようだ。












Prismoに対する疑問に答える

本当にエスプレッソに近いの?

実際にどのくらいの濃度があるのかTDS計を使い濃度を測ってみた。濃度は8.22%。ドリップコーヒーが1.2%前後と考えると8.22%はかなり濃い。


紛れもなくエスプレッソに近い濃度であると言ってもよい。自宅で簡単にアイスラテもできるし、アメリカーノも楽しめる。Prismo恐るべし。













微粉は出る?

細挽きで挽いたコーヒー豆をステンレスフィルターで濾過するため微粉は多少なりとも出てしまう。(写真上)


実際のエスプレッソも金属フィルターであるバスケットを通過して抽出されるので微粉は出てしまう。そのためこれくらいの微粉はそれほど気にするほどのものではないだろう。












普通のコーヒーも作れるの?

エアロプレスを使って、濃厚なエスプレッソのようなコーヒーを抽出する事が目的で開発されたこのPrisomoだが、もちろん普通のコーヒーも作る事ができる。


また付属のステンレスフィルターをペーパーフィルターに変更することでよりクリーンな味わいのコーヒーを作る事もできる。


レシピは以下のリンクに掲載しているものをまず試してみよう。慣れてきたらあなたのお好きなレシピで。

 

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インバート式にしなくていいって本当?

インバート式

スタンダード式の場合、お湯を注いだ瞬間からポタポタとコーヒーが下に落ちてしまうので、そうならないようにインバート式を採用する人はかなり多い。


インバート式抽出の最大のメリットは、スタンダード式の抽出よりも再現性が高く、また浸漬時間を確保できるのでしっかりと成分を引き出す事ができる所。


ただしこのインバート式には弱点もある。





 インバート式 2つの弱点 

1. プレス直前の反転の際に「意図しない攪拌」がチャンバー内で起り、余計な苦味・渋み・雑味などが抽出されてしまうリスクがある。

2. 反転させる際に失敗し、コーヒーを部屋中に飛び散らせてしまうリスクがある。





インバート式は好きだけど、上記の弱点に対しては仕方なしに目を瞑ってきた人はかなり多いはず。しかしこのPrismoを純正のキャップの代わりに装着することで上の二つの弱点を解消する事ができる。インバート好きにはたまらないだろう。

 











Prismo

前述したように、Prismoはプレスしない限り液体が下に落ちてこない仕組みになっているので、スタンダード式のやり方のままでインバート式が持つメリットを享受することができる。


Prismo無しのインバート式のやり方は以下の記事で紹介しているので読んでみてほしい。Prismoを使えばエアロプレスをひっくり返す工程をスキップすることができるのでPrismoの便利さがよく分かる。

 

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エアロプレス純正ペーパーフィルターは使える?

ペーパーフィルターの方がPrismoに対して、やや径が大きい印象だがピッタリハマる。ハサミでカットする必要は特にないのでそのまま使えて嬉しい。

















購入者の評価

まだまだ日本での認知度は低く、今のところ所有者も少ないPrismo。しかし海外での評価は軒並み高い。Amazonでのレビュー数は現時点(2020年7月現在)で500レビューを超え、星4つ以上は81%、星3つ以下は19%と数字にもその評価の高さが表れている。














特にこんな人におすすめ

Prismoはエアロプレスに装着するだけで低予算でエスプレッソ風のコーヒーを作る事ができるのが大きな魅力。


そのため、エスプレッソマシンを導入したいけれど、予算や配置の関係で置く事ができない本格的な自家焙煎店やコーヒースタンド、また移動販売でコーヒーを提供している方などにこのPrismoを特に強くオススメしたい。


ある有名なロースターではエスプレッソマシンの代わりにPrismoを使って濃厚なコーヒーを落とし、限りなく本物のカフェラテに近いドリンクを出しているそう。


お店が狭くてもドリンクメニューの幅が広がるし、もちろん機械動力ではないので定期的なメンテナンスはいらない。水道を引っ張ってくる必要もない。

 

 Prismoはこんな人にオススメ

■ 低コストでエスプレッソスタイルのドリンクをお店で提供したい人
■ 自宅でも外でも、いつでもどこでもエスプレッソのような濃厚なコーヒーを楽しみたい人
■ インバート式が好きな人

 












最後に

Prismoがまさかここまで優秀な器具だとは正直思っていなかった。Prismoがあれば店舗クオリティに限りなく近いエスプレッソ風のコーヒーやカフェラテを自宅でも出先でも楽しむ事ができる。気になる方はぜひ入手して使ってみて欲しい。あなたのコーヒーライフが更に一段アップするはずだ。