[簡単綺麗]5分で出来るコマンダンテの手入れ・掃除方法

美味しいコーヒーは毎日の器具のお手入れで決まる。

そう言っても言い過ぎではないくらい、毎日の器具の使い方は重要である。少ない微粉発生量、高い粒度の均一性が魅力的な手挽きコーヒーミル、「コマンダンテ C40(Comandante C40)」。

本格的なコーヒーショップでの使用率が高く圧倒的な人気を誇る業務用グラインダー「EK43」と比較されるほど高いパフォーマンスを誇るコマンダンテ(Comandante)だが、メンテナンスを怠るとその素晴らしい性能を十二分に発揮することができない。

せっかく高額で購入したコマンダンテ。

そのポテンシャルを最大限まで引き出し、最高のコーヒーを淹れるためのクリーニング方法を知ろう。

掃除をしないことによる悪影響

掃除は大切

コーヒーミルの掃除の際、特にブレード(刃)の部分の掃除を怠ってはいけない。

コーヒー豆には熱と酸素に弱い非常にデリケートな性質がある。グラインド時に起こる摩擦熱と、空気に晒される事による酸化の影響により刃に付着し続けたコーヒー粉はどんどんと劣化していく。それが一緒に混ざってしまうと出来上がりのコーヒーの味わいに悪影響を及ぼす。

つまり、いくらフレッシュなコーヒー豆を使用したとしても、それは100%フレッシュなコーヒー豆を使っているということにはならない。

ブレード(刃)部分の掃除はマストになる。

深煎りのコーヒー豆の場合は更に厄介。深煎りのコーヒー豆は挽くと刃にコーヒーの油分が付着する。そのままにしておくとその油分は酸化し、出来上がりのコーヒーの風味を損なう原因になる。

掃除方法
(デイリー:約5分)

道具を用意する

化粧筆
綿棒

道具はどこでも簡単に安く手に入るものを使用する。

グラインダー専用のブラシもあるが、100均でも簡単にすぐ手に入る化粧筆で十分に代用できる。細かい部分には綿棒が大活躍してくれる。

調節ネジ付近の掃除

まずは調整ねじ付近の掃除から。調整ねじ付近は一番目に付く箇所なので特に汚れが気になる。この付近は化粧筆を使って掃除をしていく。

化粧筆を使って払えばコーヒーの粉もチャフ(薄皮)も一発で取れる。

分解

内部には古い粉が多く溜まっている。見えない分、疎かにしてしまいがちではあるが、一番掃除が必要な箇所である。

内部の掃除をするにはまず部品を分解する必要がある。分解といってもとても簡単。工具を使う必要もない。それでは分解していこう。

調整ねじを反時計回りに回し続ける。

分解時・手入れ時に刃で手を切らないように。十分に時間がある時にゆったりとした気持ちで掃除をすることをお勧めする。

回し続けると調整ネジが外れ、上の写真のように4パーツに分解する事ができる。
木製のボディ、左から調整ネジ、ワッシャー(輪っか状の部品)、そして刃。

刃の掃除

まずは刃の掃除から。

上の写真を見ても分かる通り、刃の溝の部分に多くの粉が付着しているのが分かる。このままの状態にしておくと、次にコーヒー豆を挽く時にこの酸化したコーヒー粉が混じってしまう。化粧筆を使って取り除いてしまおう。

細かい部分に入り込んでしまって取りきれない場合は綿棒を使うと良い。

1分でこのような綺麗な状態になる。とても気持ちが良い瞬間。

刃の表部分も粉が付着している。特に凹んでいる丸い部分だ。この部分は綿棒が一番よく取れる。

中央の穴の部分も見えない汚れが付着している。綿棒を差し込んで掃除しよう。

次はボディ側に付いている固定刃。ここも汚れが多く付着している。こちらも化粧筆と綿棒を駆使して取り除こう。

1分ほどであっと言う間に綺麗になる。

内部の掃除

それでは最後に内部の掃除をしていく。化粧筆を奥まで入れて粉を払っていく。側面にも細かい微粉が付着しているのでしっかり取り除こう。

組み立て時の注意点

掃除が終了したら、再度部品を組み立てていく。

組み立ては分解した逆の通りの作業をすれば良いが、一点だけコマンダンテユーザーが迷ってしまう点がある。それがワッシャーの向きだ。写真の向きのままセットするのが正解。

掃除方法
(マンスリー:約5分)

分解せずに全てを完全除去するグラインズ


デイリーバージョンの掃除方法は臭い、そして油分(深煎りを挽いている場合)を取り除くことはできない。


そのため月に一回、もしくは2〜3週間に一回は特別なやり方が必要になる。特別なやり方と言っても洗浄剤を使用した非常に簡単な方法だ。

それでは世界中のバリスタから支持されている世界的なブランドUrnex社(アーネックス社)が販売しているグラインズというグラインダー洗浄タブレットを使用した掃除方法をご紹介する。

グラインズの特徴

電動・手挽き問わず、業務用から家庭用まで幅広く使用できる。原料はオーガニックの大豆やトウモロコシなのでもし万が一体内に入っても安心。臭いもほぼ無臭。

グラインズの効果

分解をしなくても、グラインズをコマンダンテで挽くだけで刃と刃にこびり付いた古いコーヒー粉やコーヒーの油(コーヒーオイル)、強い臭いの全てを取り除くことができる。

グラインダー洗浄タブレットを入れて挽く

約30g(キャップ一杯分)のグラインズを入れ、コーヒー豆を挽くのと同じような要領で挽く。たったこれだけで刃と刃にこびり付いた古いコーヒー粉やコーヒーの油(コーヒーオイル)、強い臭いを除去してくれる。

コーヒー豆でリンス

グラインズ使用後は、コマンダンテ内部と刃にグラインズの粉が付着している状態。コマンダンテの中を覗けば真っ白だ。この内部のグラインズを排出したいので、いらなくなったコーヒー豆を挽いてリンス(除去)をしよう。挽いたコーヒー豆にグラインズの白い粉が混ざらなくなったら全て内部のグラインズを除去できたサイン。

ボディのメンテナンス方法

木製ボディのメンテナンスには「蜜蝋ワックス」が良い。「蜜蝋ワックス」はミツバチの巣から採取される蜜蝋(みつろう)を原料として作られている。このワックスを木製のボディに塗ることにより、木に皮膜ができ、艶が出る以外にも、防水効果、汚れがつきにくくなるという効果がある。

最後に

綺麗に掃除をしたグラインダーを使って作るコーヒーはやっぱり美味しい。

様々な器具を駆使したりレシピを再考したりする事は美味しいコーヒーを飲むための必須条件である。しかし、美味しいコーヒーを作るコツというのは案外身近なところにある。

毎日の簡単でシンプルな掃除をするだけで、いつもの何倍も美味しいコーヒーを作れるのならやらない手はないだろう。簡単なのでぜひ今日から始めてみてはいかがだろうか。




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