「ホットカフェラテを自宅で作りたいけど、高額な家庭用エスプレッソマシンをわざわざ購入するくらいだったらお店で飲もうかな・・・。」
僕のコーヒー好きの友人や知り合いでこんな風に言っている人は意外と多い。何とかできないかな?と思い海外のサイトを調べているとエスプレッソマシン使わずに自宅でホットのカフェラテが簡単に作れることが判明。
そのサイトのやり方を参考に、よりお店に近い味になるように僕なりにアレンジして今回の記事を書いてみた。
本格的なエスプレッソマシンを必要とせず、低予算で且つお店に負けない本格的なホットカフェラテを自宅で簡単に作る方法をシェアしたい。
ちなみに電気が必要ない方法なのでアウトドア好きにもオススメ。
■ 自宅で簡単にホットカフェラテを飲みたい人
■ 友人にカフェラテを振る舞いたい人
■ アウトドアでもホットカフェラテが飲みたい人
■ 自分のお気に入りのコーヒー豆、牛乳を使って自由に楽しみたい人
■ 予算をあまり掛けたくない人
必要な器具はたったの3つだけ

本格的で美味しいカフェラテを自宅で作るのに10万円クラスのミルクスチーマー付きの高額な家庭用エスプレッソマシンはもう必要ない。合計1万円程度の器具3つを用意すれば十分。ではその3つの器具を紹介しよう。
エアロプレス

手動で圧力を掛けハンドドリップのコーヒーよりしっかりとした味わいのコーヒーを抽出できるアメリカ生まれのコーヒー器具「Aeropress(エアロプレス)」。
元々アウトドア用のコーヒー器具として開発されたエアロプレスだが、コーヒー先進国である北欧で火が付き、現在日本でも多くの店舗で使用されている。
今や不動の地位を築いたエアロプレス。レシピも様々で自由度が高い。しかし、「エアロプレス 淹れ方」で検索するとエアロプレスのレシピが山ほど出てきて、自分のお気に入りのコーヒーがどのレシピに適しているかがイマイチ分からない。 そこでチャン[…]
Prismo(プリズモ)

エスプレッソに近いコーヒーを抽出できるエアロプレス専用アタッチメント「Prismo」。スタイリッシュなコーヒー器具を世に送り出し続けているアメリカ・サンフランシスコ FELLOW社が開発。
エアロプレス単体でもしっかりと濃度のあるコーヒーを淹れる事はできるがこのPrismoを装着すればさらに濃厚なコーヒーを作ることができる。
届くまで少し時間が掛かるが、FELLOWの公式HPから購入した方が送料を含めてもAmazonより安い。僕もFELLOWから直接購入した。
ずっと前々から気になっていたコーヒー器具があったのでFELLOW公式HPから海外通販で購入して実際に使ってみた。単刀直入に言うと中々すごい。 プロも惚れ込む高い機能性のみならず使っていて楽しくなるようなスタイリッシュなコーヒー器[…]
フレンチプレス

このフレンチプレスで艶のあるフォームミルクを作っていく。最初はコツがいるけど、やり方さえ覚えてしまえばフレンチプレスで作るフォームミルクの方がミルクフローサーで作るフォームミルクより圧倒的に質感が滑らか。
そして当然の事ながら、フレンチプレスを持っていればコーヒーも紅茶も淹れられる。1台3役の優れもの。
僕は以前までフレンチプレスで淹れたコーヒーがあまり得意ではなかった。というのも飲む時にザラザラとした粉っぽさを舌に感じてしまい最後まで美味しく飲む事ができないと感じていたからだ。 「挽いたコーヒー豆にお湯を注ぎ、待つ」だけというシンプル[…]
無くても良いけどあるといいミルクピッチャー

無くてもいいけどあると良いミルクピッチャー。ラテアートを綺麗に描きたいならミルクピッチャーはマスト。バリスタ気分が味わえる。
実際に作ってみよう!
まずはコーヒーを抽出

エアロプレス用アタッチメント「Prismo(プリズモ)」を使い、エスプレッソに近い濃厚なコーヒーを抽出していく。

エアロプレスにPrismoを装着。緩いと圧が逃げてしまうのでしっかりと締めるのがポイント。

エアロプレスと同じ要領で上からプレスしていく。Prismoの細口を通るので通常のエアロプレスより強い圧がかかる。

抽出完了。Prismoで抽出するとクレマが出る。Prismoのレシピや詳しい使い方は以下の記事で紹介しているでそちらを参考にしてほしい。
ずっと前々から気になっていたコーヒー器具があったのでFELLOW公式HPから海外通販で購入して実際に使ってみた。単刀直入に言うと中々すごい。 プロも惚れ込む高い機能性のみならず使っていて楽しくなるようなスタイリッシュなコーヒー器[…]
フォームミルクを作ろう

まずは牛乳を温めよう。コーヒー約40mlに対して150〜180mlの牛乳を温める。写真のBodumのフレンチプレスはレンジでの使用が可能でそのまま温められるのでオススメ。ラップをして2分ほど温めれば十分。
※電子レンジ非対応のタイプのフレンチプレスもあるので購入前に要確認。非対応の場合は別容器で牛乳を温めよう。

次はプレス。この工程が美味しいカフェラテができるかできないかの分かれ道。

まずは泡を作る工程から。液面から底まで素早く3往復する。これをすることでフォームミルクを作るのに必要なフォーム(泡)を作ることができる。

次はできた泡をミルクに馴染ませていく工程。一番上までいかず、水面から1cmのポイントから底まで50回往復素早くプレスする。この工程を行うことで艶のある滑らかなフォームミルクができる。
コーヒーに注いで完成

フォームミルクをミルクピッチャーに移し替える。ミルクピッチャーは一度お湯で温めておくとミルクの温度が下がりにくいので忘れずにやろう。

このテカテカのフォームを見てほしい。フレンチプレスにホットミルクを入れ上下に数十回プレスしただけ。
まるでエスプレッソマシンのスチーマーで作ったかのような素晴らしい出来栄え。やる前は半信半疑だったけどまさかここまでのクオリティのミルクができるとは思わなかった。ちょっとびっくり。

とても美味しそうなカフェラテが完成。これほどまでのハイクオリティなカフェラテは全自動の安価な家庭用エスプレッソマシンでは決してできない。10万クラスのエスプレッソマシンでやっとだろう。それくらい本格的な出来栄えに仕上がった。
最後に

まさかここまで美味しいカフェラテが電気動力無しで作れるとは思わなかったのでとても驚いた。このフレンチプレスを使ったフォームミルクのやり方を一度覚えてしまえば、もうどこでもカフェラテを楽しむことができる。
友人や家族にさらっとこのクオリティのカフェラテを振る舞ってあげれば相当驚くだろう。エスプレッソマシンのように掃除が面倒くさくないところも良いし、何と言っても手軽。ぜひあなたも一度この驚きを体験してみてほしい。
より本格的に自宅でカフェラテを作る場合はこちら。
世界のトップバリスタが認めるエスプレッソメーカー「Flair Espresso(フレアエスプレッソ)」。Flairで抽出したエスプレッソは間違いなくクオリティが高い。言い過ぎかもしれないが200〜300万円クラスの業務用エスプレッソマシンで[…]